令和の婚約指輪・結婚指輪事情！イマドキのカップルの結婚観

2020年に発生した新型コロナウイルスの世界的な流行や経済の影響により、大きな変化が見られた結婚観。
それは、入籍のタイミングや結婚式の実施といった大きな事柄にとどまらず、婚約・結婚の証である婚約指輪・結婚指輪に対する考え方にも大きく影響を与えました。

そこで気になるのが実際に令和に結婚を迎えたカップルの結婚式やブライダル事情。ここでは令和の時代ならではの結婚観について解説しながら、結婚を控えているカップル注目の婚約指輪・結婚指輪の予算やイマドキの人気デザインについて紹介してきます。

目次

■結婚式も「多様化」の時代！？予算をかけないカップルが増えている！

■令和のカップルは「結納」をしない人が多いって本当？

■令和のカップルが選ぶ婚約指輪・結婚指輪のトレンドは？

■ペアアクセサリー専門店だからこそ叶えられるイマドキ婚約指輪

令和の婚約指輪・結婚指輪事情！イマドキのカップルの結婚観人気ランキング

結婚式も「多様化」の時代！？予算をかけないカップルが増えている！

新型コロナウイルスの流行を機に、令和では結婚式に対する価値観が急速に変化していきました。令和では「形式やしきたりを重視」し「お金をかけてゴージャスに」したものから、「自分たちらしさ」を大切にした、主役もゲストも一体となって楽しむ形に変化したのです。
令和は結婚式のスタイルが多様化したことで、結婚式そのものに予算をかけないカップルの割合も増加傾向に。その代表的なスタイルが、地味婚やフォト婚と言われるものです。

天を見上げるほど何段にも積み重ねられたウェディングケーキが象徴的な1980年代の”派手婚”。
それとは対照的な”地味婚”は、大規模な演出は控えてカジュアルな雰囲気の中少人数・小規模で行う結婚式です。
慣習的に呼ばなければいけない人を呼ばずに、家族や親しい友人など、本当に呼びたい人だけを招待することで、コミュニケーションのとりやすいアットホームな雰囲気の中、リラックスして楽しめるのが人気の所以です。

また、挙式・披露宴を行わずに入籍だけする”ナシ婚”や、ウェディングドレスを着用して写真撮影のみで済ませる”フォト婚”なども登場。従来のしきたりにとらわれない、さまざまなスタイルが結婚式の定番として受け入れられています。

その背景には、時代の流れとともに結婚式への憧れが薄れてきている、という一面があります。
令和の結婚観には、一日限りの結婚式にお金をかけるよりも、新婚旅行や一生ものの婚約指輪・結婚指輪など実用的なものにお金を使いたい、という考えがあります。そのように考えるカップルが増えたことが、結婚式の多様化をより加速させていると言えます。

令和のカップルは「結納」をしない人が多いって本当？

変化しているのは結婚式だけではありません。婚約を交わしたカップルが、両家の挨拶の場を設けて正式に婚約の意思表示をする「結納」に対する考え方も、時代の流れとともに大きく変化しているのです。

そもそも結納とは？

結納とは、日本に古くから伝わる独自の婚礼儀式のこと。形式にのっとって結納金や結納品を受け渡すことで、2人だけの口約束であった婚約を公に正式なものとする意味合いがあります。
結納は地域やその家のしきたりなどによって若干の違いが見られますが、大きく2種類に分けることができます。

正式結納

仲人が両家を行き来して、本人たちに代わって結納品や受書のやりとりをする結納形式のこと。
そのため、正式結納では両家が顔を合わせることなく儀式が執り行われます。さらに、互いに結納品などを贈り合う「関東式」と、どちらか一方（多くは男性側）が結納品などを贈る「関西式」とがあり、地域によっても風習に違いが見られます。

略式結納

家や料亭、ホテルなどに両家が集まって結納品や受書を取り交わす結納形式。
略式結納では仲人を立てる場合と立てない場合とがありますが、現代は仲人を立てずに執り行うのが一般的です。

結納をしない人が増えた理由

『ゼクシィ結婚トレンド調査2023調べ』(https://souken.zexy.net/research_news/trend.html)によると、首都圏で調査の対象期間に結納を実施したカップルは僅か5.6%（「両家顔合わせと結納の両方行った」が5.0％、「結納のみを行った」が0.6％）という結果に。この数字は年々減少傾向にあり、特に令和へと時代が移った2019～2020年頃から実施率の低下が顕著にみられるようになりました。
その代わりに、両家の顔合わせのみを実施したカップルは85.1％にのぼり、結納・顔合わせどちらも行わなかったカップルも8.9％いました。

結納をしない人が増えた背景には、以前のように仲人を立ててお見合いをする人が減っていることや、結婚式と同様に形式にとらわれずに自由なスタイルを好むカップルが増えたことが考えらえます。
しかし、時代が変わっても結婚は家と家の結びつきと考える人も多く、特に親世代の間では「結納をするのが当然」と考えている場合もあるため、トラブルを避けるためにも2人だけで決めずに両親の意向を確認することが大切です。

昨今は顔合わせ食事会が定番

また、結納という従来の形式にとらわれず、両家の親睦を深める席として顔合わせの食事会を行うカップルも。食事会は結納とは異なり、決まった手順やルールがありません。お互いの両親を紹介したり、家族について知ってもらうことが目的です。
顔合わせ食事会は新郎新婦となる二人が主導で執り行うのが主流で、食事を楽しみながらカジュアルな雰囲気の中で行うことができるのがメリットです。両家にとって結納と顔合わせ食事会のどちらが好ましいかは、家族間で話し合ってよく検討すると良いでしょう。

令和のカップルが選ぶ婚約指輪・結婚指輪のトレンドは？

ここまでは結婚式や結納といったイベントに焦点を当て、令和の結婚観について解説してきました。次は結婚の証ともいえる婚約指輪・結婚指輪のイマドキ事情について詳しくみていきたいと思います。

「婚約指輪＝給料の3ヵ月分」はもう古い！令和の婚約指輪の平均予算は？

「婚約指輪は給料の3ヵ月分」というキャッチコピーを一度は耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。しかし、「給料の３ヵ月分」が世間の共通認識となっていたのは、今から50年以上前の1970年代からバブル期にかけてのことです。

『ゼクシィ結婚トレンド調査2023調べ』(https://souken.zexy.net/research_news/trend.html)によると、実際に婚約指輪にかかった金額は全国平均で38.2万円。しかし、この数字はあくまで婚約指輪を贈った（贈られた）カップルに対する調査であり、全国の約3割のカップルが、そもそも婚約記念品（婚約指輪を含む）を贈らなかった（もらわなかった）と回答しています。その理由として一番多かったのが「お金がもったいないから44％」、次いで「婚約期間しか使えないから（使える期間が短いから）22.4％」というもの。

平成から令和へ時代が移り、バブルの崩壊に伴う経済状況の変化、世界的なコロナウイルの流行などを経て我々の価値観や感覚も大きく変化しました。「プロポーズには婚約指輪が必要」という固定概念は、必要なものにお金をかけるという実用的な考え方へとシフトしていったのです。

実際どうなの？婚約指輪に対する女性の本音とは

世間の価値観が移り変わる一方で、婚約指輪に憧れている女性が多くいるのは事実。実際に「本当は欲しかったけれど高かった」「普段あまり使う機会がない」という理由で婚約指輪を諦めている女性も。
筆者自身、婚約指輪・結婚指輪を取り扱うジュエリー店に勤務していた際に、そのような女性のお客様の本音をお聞きする機会が多々ありました。やはりいつの時代も、小さな箱が開いて燦然と輝くダイヤモンドの指輪をプレゼントされる、そんなプロポーズに憧れを抱くのが女心というものです。

しかし、実際にもらったけれど入籍してからは特に身につける機会がなく、箪笥の肥やしになっている……なんて話を耳にすることも多いのが婚約指輪。せっかくプレゼントしてもらった2人の絆の証、できることなら普段から身に着けていたいものですよね。

婚約指輪に求めるのは「実用性」！イマドキカップルに人気のデザインは？

そこで実用性重視の令和カップルの間で人気上昇中なのが、婚約指輪と結婚指輪を兼用できるデザインのリング。
個性や自分らしさを大切にする昨今では、ダイヤモンドが散りばめられたエタニティリングといわれるものや、一見婚約指輪に見える少し大きめの1粒石がセットされたプラチナリングなど、さまざまなデザインが結婚指輪として販売されています。

実際に婚約指輪専用として作られているものと比べ、日常使いしやすいカジュアルデザインが多いことから、それらを婚約指輪と兼用する意味合いで身に着ける人が増えています。
特別感もありながら毎日つけられる実用性はまさに理想の指輪スタイル。もちろん、婚約指輪よりも安く購入できるものが多いので、金額面で遠慮していた女性も抵抗なく選ぶことができるでしょう。
せっかく購入するのであれば、できるだけ毎日つけられるものが良いという考えから、よりカジュアルなデザインに人気が集まってきているのです。

ペアアクセサリー専門店だからこそ叶えられるイマドキ婚約指輪

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